FRGAG-B760/WS1130/NTKを徹底レビュー!!性能・消費電力・ベンチマークを分析。

「FRGAG-B760/WS1130/NTKのスペックを知りたい!」 

「このPCのパーツ構成について教えてほしい」

「他の同じ価格帯のPCと比べてコスパはどうなの?」 

「追加でカスタマイズすべき?」

FRGAG-B760/WS1130/NTKをこれから購入しようか検討している方は、こういった疑問を持たれているかと思います。

FRGAG-B760/WS1130/NTKは、RTX 4070 + Core i7 13700F というハイスペックな構成を持っており、ほとんどのゲームをフルHDから4Kまで楽しむことができます

さらにフロンティアのセールを利用することで通常よりも低価格で購入することができ、コストパフォーマンスの高いゲーミングPCとして注目されています。

今回は、そんなFRGAG-B760/WS1130/NTKに関して

といった内容でレビューしていきたいと思います。

この記事を読めばFRGAG-B760/WS1130/NTKの基本スペック、対応可能なゲーム環境、他社PCとの違いについて分かるようになります。

FRGAG-B760/WS1130/NTKの基本スペック

まずはFRGAG-B760/WS1130/NTKの基本スペックについて紹介していきたいと思います。

スペック詳細
ショップ名フロンティア
価格239,800円
OSWindows 11 Home 64bit版
CPUIntel Core i7-13700F
GPURTX 4070
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージNVMe 1TB SSD
マザーボードチップセットB760
PCケースGAシリーズ
PCサイズ幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mm
光学ドライブなし
CPUクーラー空冷CPUクーラー
電源750W ATX電源 80PLUS GOLD
                 フロンティア公式サイト参考

現在フロンティアのセールにて発売されているFRGAG-B760/WS1130/NTKは性能と価格の両方を兼ね備えたPCで、フロンティアのセール品の中でも1,2番を争うほどに人気です。

RTX3080やRTX3070Tiと同等レベルの性能を持つRTX 4070を搭載し、フルHDやWQHDの最高設定において144fps以上を安定して出すことが可能です。

さらに4Kでもグラフィック設定次第では高フレームレートを狙うことが可能です。

現行のグラフィックボードの中では最も売れ行きが良いです。

PCの核ともいえるCPUにはハイスペックなCore i7-13700Fが搭載されており、RTX4070の性能を最大限生かすことができます。

またメモリにはDDR4 32GBが搭載されていて、DDR4だと処理能力に不安を覚えますが、32GBと大容量を搭載することでカバーできています。

ストレージも1TBと多くのゲームを保存しておくことが可能ですが、物足りなさを感じる場合は2TBにカスタマイズするのも良いでしょう。

そして何よりもこれだけのスペックを備えておきながら価格が229,800円に抑えられており、相場よりも2〜3万円ほど安い金額で手に入れることができます。

まさにコストパフォーマンスに優れた1台といえるでしょう。

他社PCとの比較

LEVEL-M7P5-LCR57X-TLX
NEXTGEAR JG-A7G70

次にFRGAG-B760/WS1130/NTKを同じ価格帯の他のPCと比較してみましょう。

最初にRTX4070のスペックを持つPCの市場価格について調べていきます。

RTX4070を搭載したPCの相場

RTX4070を搭載したゲーミングPCの相場はフロンティア、パソコン工房、マウスコンピュータなどのBTOショップで22万〜24万円ほどで、FRGAG-B760/WS1130/NTKの価格は若干相場よりも安いです。

同じ価格帯のPCと比較

続いて同じ価格帯のPCであるパソコン工房のfrghb760/ws608とパソコン工房のLEVEL-M77M-137F-ULXを比較しました。

上記のPCは全てFRGAG-B760/WS1130/NTKと同価格帯でRTX4070を搭載したものですが、PCによってスペックが異なります。

それぞれのPCの特徴をまとめてみました。

スペックFRGAG-B760/WS1130/NTKLEVEL-M7P5-LCR57X-TLXNEXTGEAR JG-A7G70
ショップ名フロンティアFRONTIERパソコン工房
価格219,800円212,800円252700円
OSWindows 11 Home 64bit版Windows 11 Home 64bit版 [正規版]Windows 11 Home 64bit版 [正規版]
CPUIntel Core i7-13700FRyzen 7 5700XAMD Ryzen™ 7 7700 
GPURTX 4070RTX 4070RTX 4070
メモリDDR4-3200 32GB16GB(8GB×2) DDR416GB (8GB×2)
ストレージNVMe 1TB SSD1TB1TB
マザーボードチップセットB760AMD B550AMD A620
PCサイズ幅(W):約210mm x 高さ(H):約457mm x 奥行(D):約465mm約幅206mm×奥行432mm×高さ411mm約幅220mm×奥行424mm×高さ410mm
光学ドライブなしなしなし
CPUクーラー空冷CPUクーラー水冷CPUクーラー水冷CPUクーラー
電源750W ATX電源 80PLUS GOLD700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源700W ATX電源 80PLUS BRONZE

LEVEL-M7P5-LCR57X-TLXはパソコン工房で発売されているPCで、販売価格は21,2800円と本PCとさほど値段は変わりません。

ただ性能に関してはCPUにRyzen 7 5700Xが搭載されており、本PCに搭載されているCore i7 13700Fと比較すると性能は大きく落ちます。

またメモリの容量が本PCは32GBに対して、LEVEL-M7P5-LCR57X-TLXは16GBとメモリ性能においても差が出ています。

そのためFRGAG-B760/WS1130/NTKとLEVEL-M7P5-LCR57X-TLXは価格は同じではあるものの性能はFRGAG-B760/WS1130/NTKに軍配が上がるといった結果になりました。

コスパの観点で見るとFRGAG-B760/WS1130/NTKを購入したほうが良いと思います。

次にNEXTGEAR JG-A7G70はマウスコンピューターで販売されているPCで、販売価格は22,9900円と本PCより1万円ほど高くなっております。

性能を見てみると、まずCPUにRyzen 7 7700を搭載しております。

Ryzen 7 7700の性能はCore i7 12700FとCorei7 13700Fの間ほどのスペックです。

つまりCorei7 13700Fよりも性能は若干落ちます

またメモリの容量は16GBとこちらもFRGAG-B760/WS1130/NTKよりも下回ります。

そのため、FRGAG-B760/WS1130/NTKとNEXTGEAR JG-A7G70は価格は後者の方が高いにもかかわらず、性能はFRGAG-B760/WS1130/NTKに軍配が上がるといった結果になりました。

他のPCと比較してみるとFRGAG-B760/WS1130/NTKの圧倒的なコスパの良さが分かると思います。

FRGAG-B760/WS1130/NTKのパーツごとの解説

FRGAG-B760/WS1130/NTKの各パーツごとの解説をしていきたいと思います。

性能を評価する4つのポイント
・CPU

・GPU

・CPUクーラー・CPUグリス

・メモリ・ストレージ

・マザーボード

・電源

について解説していきます。

CPU

FRGAG-B760/WS1130/NTKはCPUにCore i7 13700Fを搭載しています。

CPUのベンチマークをCine benchというベンチマークソフトのマルチコアで測定し下の表にまとめました。

CPUCinebench R23スコア
Core i9-13900KS35428
Core i9-13900K/KF33176
Ryzen 9 5950X30987
Core i7-13700KF31618
Core i7-13700F26422
Ryzen 7 5800X21290
Core i5-13400F18654
Core i5-12400F14688
Ryzen 5 5600X13389
Core i5-11600KF12290
Core i5-11400F11431

性能はCPU全体で見ると上位であり、RTX 4070のような高負荷のかかるグラフィックボードを搭載しているPCを欲しい方、高いフレームレートを求める方、動画編集をする方に向いています。

また12世代のCore i7と比較してコア数が増え、省電力性も向上しています。

K付きのCore i7 13700Kの性能にはそれに及ばないかもしれませんが、価格を安く抑えることができます。

加えて静音性にも優れており、高いスペックを求める方でなければCore i7 13700Fで十分でしょう。

GPU

GPUにはRTX4070が搭載されています。

RTX 4070の性能を他のグラフィックボードと比較するために、「3DMark Time Spy」というWindows 10ゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークテストによってグラフィックボードのベンチマークを比較しました。 

Time Spyでは通常のWQHDの解像度とTime Spy Extremeという4Kの解像度で測定を行っています。

こちらのPCに搭載されているRTX 4070は3000シリーズのRTX3080と同等レベルのスペックを有していることが分かります。

当初は割高で敬遠されてきましたが、RTX3080と同等のスペックを持っているにもかかわらず価格がRTX3080>RTX4070である点などの理由から7月では最も売れたグラフィックボードとなりました。

後で解説しますが、主にフルHD〜WQHDの全てのグラフィック設定と4Kの低〜中設定領域で快適に楽しむことができます。

ApexではフルHDの最高設定で160fpsほど、COD MW2では150fpsほどのフレームレートを出すことができます。

CPUクーラー

FRGAG-B760/WS1130/NTKのCPUクーラーには空冷CPUクーラーが採用されています。

G-tuneのdg-i7g70のCPUクーラーには水冷式CPUクーラーが採用されています。

CPUクーラーには水冷クーラーと空冷クーラーがあります。

空冷CPUクーラーは金属フィンとファンから成る冷却システムで、手軽に導入できるうえに比較的経済的です。 

一方、水冷CPUクーラーは封入された冷却液を利用し、より効率的に熱を逃がす冷却システムで、高い冷却性能を提供します。

これにより、長時間のCPU使用や高負荷のタスクにも安定した性能を発揮します。 

特に大規模なゲーミングPCや高クロックのCPUを搭載している場合など、高負荷のタスクや高性能が要求されるシーンに適しています。 

空冷CPUクーラーは水冷CPUクーラーに比べると高負荷のタスクが要求されるCPUには適していませんが、低価格で手に入れられるという利点があります。

しかしながら、FRGAG-B760/WS1130/NTKにはCore i7 13700Fが搭載されていて高負荷のタスクを行う機会が多いため、水冷式クーラーにカスタマイズしておくのが良いと思います。

今ならセール価格で水冷式クーラーに3520円という激安価格でカスタマイズできるのでぜひおすすめです。

メモリとストレージ

FRGAG-B760/WS1130/NTKはDDR4 32GBのメモリを搭載しています。 

メモリの違いは主に帯域幅に影響します。

 

メモリの帯域幅とは?

メモリの帯域幅(Bandwidth)とは、コンピュータやデバイスのメモリ(主にRAMやグラフィックメモリ)がデータを読み書きする速度の指標です。
帯域幅は、1秒間に転送できるデータの量をビット単位で表現します。一般的な表記ではメガビット毎秒 (Mbps) やギガビット毎秒 (Gbps) で示されます。
帯域幅が高いほど、データの読み書きが速くなります。
高い帯域幅は、特に大容量のデータの処理や高解像度のグラフィックス処理、複雑な計算が要求される高負荷のタスクなどで性能の向上に寄与します。

 たとえば、DDR4の帯域幅は2133MHzから3200MHzまでの範囲にあり、DDR5はDDR4に比べて大幅に向上しており、最大で6400MHz以上の高速化を実現しています。

一方、GDDR6Xは非常に高い帯域幅を持ち、最大で21Gbps以上のデータ転送速度を提供します。 

DDR4は一般的なパソコンやサーバーでの使用に適しています

FRGAG-B760/WS1130/NTKにはRTX4070が搭載されており、高負荷なタスクを実行する際にはDDR4では物足りないかもしれませんが、その分価格が抑えられています。 

次にストレージについて見ていきましょう。

FRGAG-B760/WS1130/NTKのストレージは1TBです。

ストレージはゲームを保存する場所で、大容量のストレージを備えていれば多くのゲームを保存できます。

1TBあればある程度のゲームは保存できますが、FPSなどの大容量のゲームをいくつも保存できるほどの容量はありません。

もし大容量のゲームをいくつもプレイするのであれば、カスタマイズしておくことをお勧めいたします。

マザーボード

FRGAG-B760/WS1130/NTKはB760 チップセットが搭載されています。

コンピュータの中核となる重要な部品であるマザーボードは、CPU、メモリ、ストレージ、GPUなどのパーツ同士を接続するパソコンの基盤となる役割を担っています。

マザーボードはこれらのパーツを効果的に統合し、データのやり取りを調整することで、コンピュータが正常に機能するようになります

そのため、マザーボードの性能や品質はコンピュータの性能や安定性に大きく影響を及ぼします。

B760 チップセットは第13世代インテル Coreプロセッサーに対応したチップセットの一つで、第13世代のintel Core シリーズの持つ性能を最大限に発揮させることが可能となっています。

FRGAG-B760/WS1130/NTKはCore i7の13世代をCPUに搭載しているため、適切な組み合わせといえるでしょう。

電源

FRGAG-B760/WS1130/NTKには、750W ATX電源 80PLUS GOLDの電源ユニットが組み込まれています。 

電源ユニットは、各PCパーツに電力供給を行う役割を果たします。

一般的に、PCの最大消費電力の2倍の電源ユニットが推奨されており、RTX4070の最大消費電力は高負荷時に285Wであるため750Wは十分といえるでしょう。(https://pcgamebto.com/g-tune-dg-i7g70/#index_id1

ちなみに、80 PLUS Goldは、コンピュータ用電源ユニットの電力変換効率に関する規格の1つで、6つのランク(STANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUM)が存在します。 

80 PLUS Goldは、電源が20%から100%の負荷時において、電力変換効率が87%から90%以上の基準を満たす製品に与えられる認証です。 

これにより、熱の発生量の削減、冷却ファンの低速運転による静音化、電子部品の劣化の軽減が可能となり、コンピュータの快適性や省エネ性が向上し、製品寿命も延びます。

プレイ可能なゲーム環境

次にゲームタイトル別にどれくらいのフレームレートが出るか検証してみました。

この検証結果を参考にして、自分のしたいゲームがFRGAG-B760/WS1130/NTKでプレイできるのかどうか確認してください。

フルHD最高設定、WQHD最高設定、4K低設定、4K最高設定で比較してみました。

フルHD最高設定WQHD最高設定4K低設定4K最高設定推奨画質
175fps148fps126fps84fpsフルHD最高設定~4K中設定
134fps128fps98fps74fpsフルHD最高設定~WQHD最高設定
158fps118fps104fps76fpsフルHD最高設定~WQHD最高設定
296fps268fps232fps212fpsフルHD最高設定~4K最高設定
226fps178fps138fps115fpsフルHD最高設定~4K最高設定
156fps115fps100fps92fpsフルHD最高設定~WQHD最高設定
148fps130fps94fps72fpsフルHD最高設定~WQHD最高設定

FRGAG-B760/WS1130/NTKの評価

ここまでFRGAG-B760/WS1130/NTKの基本スペック、同スペック帯の他のPCとの比較、パーツごとの解説、プレイ可能なゲーム環境について話してきました。

ここまで説明したFRGAG-B760/WS1130/NTKの特徴についてまとめていきたいと思います。

コスパはRTX4070搭載PCの中でトップレベル

FRGAG-B760/WS1130/NTKは同価格帯で販売されている他のRTX4070搭載PCと比べて圧倒的にコスパに優れています

本来価格を抑えたモデルでは性能の部分をコストカットする事がつきものですが、フロンティアのPCは性能を保ちつつ価格を抑えてくれます。

CPUにはCore i7 13700F、メモリを32GB、ストレージを1TB、電源には80 PLUS Goldの認証を受けた電源が搭載されていていながら、21万円台で購入できるというのはフロンティア以外ではありえないことでしょう。

さらにフロンティアでは常時セールを開催しており、25万円代というセール価格がずっと続くという点も他のBTOショップが勝てない要素だと思います。

CPUクーラーが空冷式なのが難点

このFRGAG-B760/WS1130/NTKの難点はCPUクーラーに空冷式が採用されているという点にあります。

Corei7 13700FはRTX4070の高クロック処理などの大きな負荷のかかる作業を行うため、排熱効率が高く、長時間のCPU使用や高負荷のタスクにも耐えうる水冷式クーラーのほうが最適です。

しかし今なら水冷式クーラーに3520円という低価格で変更することができるので、カスタマイズすることをおすすめします。

またFRGAG-B760/WS1130/NTKはコスパの良さゆえに非常に人気の高い商品になります。そのためフロンティアのセールにて発売されているため、セールが終わり次第PCの販売が終了してしまう可能性があります。

欲しいと思った時には既に売り切れているという事態も起こりうるため、早めの購入をお勧めします!

メモリの増量や水冷式クーラーへのカスタマイズはおすすめ!

メモリはもともと32GBありますが、さらに処理速度を高めたい場合は64GBに容量を上げることを検討しましょう。

他のBTOショップではメモリを32GB→64GBにするだけで2〜3万円以上かかるのが普通ですが、フロンティアのアップグレードキャンペーンを利用すれば、1万円ちょっとで64GBに増設することが可能です。非常にお得にアップグレード可能なのでぜひ検討してみてください。

また空冷式→水冷式クーラーに変更することもおすすめします。

FRGAG-B760/WS1130/NTKはCPUクーラーに空冷式が採用されてます。

しかしCorei7 13700FはRTX4070Tiの高クロック処理などの大きな負荷のかかる作業を行うため、排熱効率が高く、長時間のCPU使用や高負荷のタスクにも耐えうる水冷式クーラーのほうが最適です。

フロンティアのアップグレードキャンペーンを利用すれば、3520円で水冷式クーラーに変更可能なのでぜひアップグレードしてみてください。

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公式サイト(販売サイト)はこちら