RTX4090のベンチマーク・性能比較、おすすめのゲーミングPCを紹介

 
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「RTX4090ってどれくらいの性能なの?」

「ゲームタイトルごとのベンチマークが知りたい!」

「RTX4090が搭載されているゲーミングPCを教えてほしい」

こういった疑問に答えるため、本記事ではRTX4090に関する様々な検証を行いました。

本記事ではRTX4090の性能比較やゲームタイトル別のベンチマークスコア、値段の推移などの検証を行いました。またRTX3060が搭載されているおすすめのゲーミングPCなどを紹介していきます。

RTX4090の基本性能・ベンチマークを比較

1、RTX4090の基本性能

まずはRTX4090の基本スペックを前作のRTX3090と比較して確認しましょう

RTX4090RTX3090
CUDAコア数1638410496
ブーストクロック(GHz)2.521.7
メモリ24GB24GB
メモリバス幅382ビット382ビット
メモリスピード21Gbps19.5Gbps
TDP(W)450350
DLSS32
Tensorコア数512(第4世代)328(第3世代)
レイトレーシングコア数128(第3世代)82(第2世代)
L2キャッシュ容量72MB6MB

まずCUDAコア数と呼ばれるCPUのコアと同じようなものだと考えてもらえればよいのですが前作から+6000弱程の大幅増上がされており、格段にスペックが高くなっています。

CUDAコア数「CUDAコア数」とは処理能力の指標です。 CUDAコア数が多ければ、より複雑な3D映像や動画再生など映像関連の処理を並列に動かすことが可能となります。 そのため、「CUDAコア数」はGPUの性能を判断する材料の一つになるのです。(Dospara plus参考

さらにブーストクロックというCPUの処理スピードを測る数値が2.52GHzとこちらも大幅に引き上げられています。

ブーストクロック:「車のアクセル」のようなものです。たくさんのデータを処理するときに、アクセルを踏んでGPUの処理速度を加速させる機能です。(一般常識の壁参照

しかしながらCUDAコア数とブーストクロックが増強されている分、TDP(最大消費電力)は前作より100W程上がっており、大きな消費電力を要します。

メモリ容量やメモリ幅に関しては前回と変わらないという結果になりました。

メモリバス幅:メモリが一度にどれくらいの量のデータを送れるのかがわかるのがメモリバス幅というわけです。この幅を表したのが「128bit」とか「384bit」といったもので、数字が大きいほど大容量のグラフィック表示でも滑らかに表示させることができます。(一般常識の壁参照

またRTX4090は前作と同様、レイトレーシングにも対応しています。

レイトレーシングとは、「光源から出ている光の量や方向を把握し、水面や物体の表面などで起こる光の屈折や反射など現実世界で発生しうる様々な影響をコンピューターで計算して、より現実に近い映像を作り出す技術」です。

実際に動画を見たほうが早いので、下の動画の13秒あたりを見てみましょう。

動画の17秒あたりでレイトレーシングoffの時とonの時が比較されていますが、onの時により鮮明に水たまりの光の反射や屈折がうまく表現されていて、より現実に近いものになっています。

今回そのレイトレーシングを司るレートレーシングコアが第3世代へとパワーアップし、128基に増強されております。またL2キャッシュ容量が前作と比較して12倍の72MBに増強され、レイトレーシングのスペックが大幅にパワーアップしています。

また極めて高い演算能力を持つ第4世代のTensorコアによって、DLSS3を搭載可能に。これによって従来の超解像技術に加えてAIによるフレーム生成機能を備えることに成功し、フレームレートをさらに高めることが可能となりました。

DLSSとは「ゲームの綺麗な映像のシーンと、映像の荒いシーンを比較させ学習することで、映像の荒いシーンでさえ綺麗に映し出すとともに、GPUの負荷を下げる」という技術です。

DLSSによってGPUの負荷を減らすことができ、最新のゲームでもスムーズに処理できるようになります

DLSSはRTXシリーズにしか搭載されていないシステムで、DSLL使用することでフレームレートを格段に上げることができたり、画質をきれいにすることが可能です。

RTX3060のベンチマーク

大まかなベンチマークを知りたいという方のために「3DMark Time Spy」というWindows 10ゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークテストによってスコアを測ってみたのでそちらの結果を見てみましょう。

グラフィックボード3Dマークスコア
RTX409036262
RTX3090Ti21964
RTX309019870
RTX3080Ti19679
RTX308017922
RTX307014119
RTX3060Ti11645
RTX30608967
RTX30506539
RTX20708070
RTX20607205
GTX1660super6108
GTX16605806
GTX16503046

RTX4090は前世代ののRTX3090と比較し1.6倍以上スコアが上がっており、圧倒的にスペックが上がっています。

このスコアレベルであれば、多少負荷のあるゲームであっても4Kで60fps~120fpsを出すことは簡単でしょう。

RTX4090のゲーム別ベンチマークスコア比較

グラボを選ぶ際、自分がプレイしたゲームのタイトルでどれくらいのフレームレートを出すことができるのかを検証することはめちゃくちゃ大事です。

またゲームをする上で144fps以上のフレームレートを出すとゲームを快適にプレイできます。下の動画は60fps、144fps、240fpsで比較した場合の見え方の違いを動画にしたものですが、60fpsと144fpsでは圧倒的な差があります。

そのため、144fps以上を確実に出せるグラボを選ぶ必要があります。

今回はapex、フォートナイト、COD:MW2、cyber punk 2077のそれぞれのゲームで、グラボはRTX4090、CPUは IntelのCore i7-12700で解像度と設定を様々に試すことでどれくらいのフレームレートが出るかを検証してみました。

比較のためほかのグラボの検証結果もまとめてグラフにしてまとめたのでぜひ参考にしてください。

1、Apex

apexでRTX4090のフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

解像度平均フレームレート(fps)
フルHD(最高設定)300fps
WQHD(最高設定)300fps
4K(最高設定)256fps

フルHD、WQHDともに最高設定でも300fpsで張り付くことが可能です。そのため、画質を落としたりする必要はほとんどないようです。

4Kの最高設定でもRTX3080と比較して2倍以上にあたる256fpsを記録していて、4Kでも画質関係なく快適に遊ぶことが可能です。

ただレイトレーシングをONにしてフレームレートを計測すると数値がかなり落ちてしまう結果となりました。

2、フォートナイト

フォートナイトでRTX4090のフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

解像度平均フレームレート(fps)レイトレーシング使用時(最高設定、DLSSオン)
フルHD(最高設定)294fps178fps
WQHD(最高設定)231fps142fps
4K(最高設定)156fps98fps

フォートナイトはレイトレーシング&DLSS3対応のゲームで、フルHDも最古設定でも300fpsの張り付きが可能です。フォートナイトもどの画質であってもゲームを快適にプレイできるでしょう。

4Kの最高設定でも156fpsというフレームレートを叩き出しています。

ただレイトレをONにするとフレームレートが下がってしまう結果となりました。

3、COD:MW2

COD:MW2のフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

解像度平均フレームレート(fps)(DLSSオン)
フルHD(最高設定)256fps
WQHD(最高設定)252fps
4K(最高設定)185fps

COD:MW2はDLSS対応ソフトです。

比較的重いゲームではあるものの、フルHD、WQHDともに250fps以上の数値を出せているという申し分のない結果となりました。

4Kの最高設定でも185fpsという十分な結果が出せているので設定関係なしに遊ぶことが可能でしょう。

ほかのグラフィックボード(RTX3070やRTX3080)でCOD MW2がどれくらいのフレームレートが出るか確認したい方は下の記事を参考にしてください

4、cyber punk 2077

cyber punk 2077のフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

解像度平均フレームレート(fps)レイトレーシング(最高)
フルHD(最高設定)196fps113fps
WQHD(最高設定)182fps110fps
4K(最高設定)132fps105fps

cyber punk 2077はレイトレーシング&NVIDIA DLSS対応ソフトです。

ゲームの中でも最重量級に重いゲームでありながら、RTX4090ではフルHDで196fps、WQHDでは182fpsと高い数字を記録しています。

また、4Kのレイトレーシング(最高設定)で100fps以上とほかのグラボでは絶対出せない数値を出しています。

現状、最高画質のゲームを4KでプレイできるグラボはRTX4090のみです。

5、FF14

FF15のフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

解像度平均フレームレート(fps)
フルHD(最高設定)230fps
WQHD(最高設定)207fps
4K(最高設定)168fps

FF15はNVIDIA DLSS対応ソフトです。

FF15は処理負荷の多いゲームではありますがRTX4090のグラボを搭載するとフルHD、WQHDでは、200fps以上の数値を安定的に出せています。

また4Kでも168fpsと高画質でも快適に遊ぶことが可能となっています。

下はRTX3090の数値です。

解像度平均フレームレート(fps)
フルHD(最高設定)228fps
WQHD(最高設定)197fps
4K(最高設定)125fps

前作のRTX3090と比較するとフルHDではそこまで大きな差はありませんが、4Kでのプレイとなるとフレームレートの数値に顕著な差ができています。

4K高画質でも快適にプレイしたい場合はRTX4090が必須となってくるでしょう。

RTX4090の価格推移

下が発売日から現在までのRTX4090の価格推移です。

年度価格
2022年10月38万9500円
2022年11月33万9800円
2022年12月30万7800円
https://www.choke-point.com/rtx4090/#transition参考)

RTX4090は2022年10月12日にRTX40シリーズの最新ハイスペックグラフィックボードとして発売されました。

海外では1500ドルでの発売となりましたが、円安の影響で日本では30万円以上とかなりの割高での発売となりました。

10月時点ではかなり買うことが厳しい値段ではありましたが、12月時点では30万7800円と価格の下落が見られたため、円安の動向にもよりますが今後価格は下がっていく方向に向かうのではないかと予想されています。

個人的には経済状況に左右されるよりも自分がほしいときに購入するのがベストだと思いますね。

現在のRTX3060の相場は

最高値:38万9500円

最安値:30万7800円

RTX4090の評価

ここまでの内容を含めて、個人的にRTX4090をレビューしたいと思います。

メリット

・4K最高画質でも快適にプレイできる

・レイトレーシングのスペックが大幅にパワーアップ

・CUDAコア数、ブーストクロックともに前世代をはるかに上回る数値

・最新のDLSS3を搭載可能に

デメリット

・ハイスペックゆえに値段が高い

・消費電力が大きい

・最新のレイトレーシング&DLSS3対応のゲームがまだ少ない

ゲームタイトル別のベンチマークからわかるように、RTX4090はどのゲームタイトルでも4K最高画質で快適にプレイすることが可能です。

レイトレーシングに関しても、レートレーシングコアが第3世代へとパワーアップし128基に増強されていてレイトレーシングのスペックが大幅にパワーアップしています。

さらにDLSS3を搭載しており、従来の超解像技術に加えてAIによるフレーム生成機能を備えることに成功しフレームレートをさらに高めることが可能となっています。

しかしながら最新のレイトレーシング技術やDLSS3に対応しているゲームが限られており、現在は技術を存分に発揮することができない状況です。

また、電力消費もかなり激しいこともデメリットとして挙げられるかなと思います。

RTX4090搭載のおすすめのゲーミングPCを紹介

ここからはRTX4090を搭載しているゲーミングPCをいくつか紹介していきたいと思います。

LEVEL-R769-LC129-XLX(パソコン工房)
5.0

ご紹介するのは、パソコン工房のLEVEL-R769-LC129-XLX。
13世代コアi7とRTX4090という最新パーツを搭載しているにもかかわらず、価格は50万以下というコスパ最強のゲーミングPCです。
現在のところRTX4090を搭載していて50万を切っているゲーミングPCはこの1台のみなので、コスパを重視したい方はこちらを購入するのがいいと思います。

参考価格

489800円

OS

Windows 11 Pro

CPU

Core i7 13700K

GPU

GeForce RTX 4090

メモリ容量

16GB

ストレージ

1TB

LEVEL-R779(パソコン工房)
4.5

LEVEL-R779はRTX4090搭載のゲーミングPCです。
50万円代というRTX4090を搭載したPCの中では安めの方でありながら、最新のCPU Core i9の13世代を搭載し、RTX4090の実力を最大限発揮できます。
さらに水冷式クーラーを採用しているため、負荷のかかるCPUを瞬時に冷やしてくれます。
電源容量も1000W、メモリ32GB、ストレージ1TBと十分な量が確保されています。
今ならキャンペーンで分割払いが48回まで手数料無料なので、ぜひこの機会に購入を検討してみるのもいいでしょう。

参考価格

519800円(月々10800円~)

OS

Windows 11 Home

CPU

Core i9-13900KF

GPU

RTX4090

メモリ容量

32GB

ストレージ

1TB

FRMFZ790/M1101
4.5

FRMFZ790/M1101はRTX4090搭載のフロンティアのゲーミングPCです。

RTX4090は現行のグラフィックボードで一番の性能を誇っており60万を超えるものもある中で、フロンティアのセールを利用することで43万円代という激安価格で購入することができます。

CPUにはintel Core i7 13700Fを搭載しており、Core i9よりは劣りますがRTX4090の性能を発揮させることは十分可能です。
残り3台なのでお早めに購入することをおすすめします。

参考価格

444,800円

OS

Windows 11 Home

CPU

インテルCorei7-13700F

GPU

RTX4090

メモリ容量

32GB

ストレージ

1TB

安いゲーミングPCの購入方法は?

先ほどRTX4090を搭載しているゲーミングPCをいくつか紹介させていただきましたが、ハイスペックゆえ値段が非常に高く購入するにはハードルが高すぎると思われている方も多いと思います。

そこで当サイトでは分割払いを推奨しております。分割払いであれば一括払いはなかなか難しいゲーミングPCでも月額制にすることでお客様の負担を減らすことができます。

先ほど紹介したおすすめゲーミングPCはすべて分割払いOKな商品となっています。

下に分割払い可能なゲーミングPC販売店の詳細を記載しておきました。

マウスコンピューター最大36回の分割払いが可能となっていて、しかも分割払い手数料が無料なのでゲーミングPC以外にプラスでかかる費用はありません。ネット申し込みで簡単にお手続きできるためぜひこの分割払いを利用するといいでしょう。

パソコン工房最長60回払いまで可能の分割払いとなっています。しかも現在キャンペーン中のため分割手数料は無料です。ただキャンペーン期間中以外は分割払い手数料がかかってしまいますので、そこはよくご確認ください。

STORM最大60回の分割払いが可能となっていて、しかも12回払いまで金利手数料無料なのでお得です。WEB上のご注文フォームからご利用いただいた場合、通常、最短約1営業日にて承認手続きが完了します。

OMEN最大60回の分割払いが可能となっていて、しかも36回払いまで金利手数料無料なのでそちらを利用して購入しましょう。

ツクモツクモでの分割払いではクレジットカードでの分割払いをお勧めします。ショッピングクレジットだと金利手数料がどの回数を選択した場合でもかかってしまいます。

FRONTIER:ツクモと同様、クレジットカードの分割とショッピングクレジットの2つがありますショッピングクレジットだと利息がかかってしまったり、審査に時間がかかったりなど問題が発生するケースがあるのでクレジットカードをお勧めします。

初心者におすすめ!カスタマイズ方法

買うゲーミングパソコンは決まったけど、パソコンのカスタマイズってどうすればいいの?という方も多いのではないでしょうか。

カスタマイズしなくても初めからある程度最適な形にはなっているので基本的には初心者の方はそのまま買っていただいてかまいません。ただカスタマイズしてみたいという方におすすめのカスタマイズ方法をご紹介していきたいと思います。

セキュリティソフト:セキュリティを強化する必要は十分あるのでセキュリティに不安を感じていればアップグレードするのがおすすめです。

CPUファン:物理的にCPUを冷却するための装置で、ゲーミングPCは熱を持ちやすいのでそれを冷やしてあげるものです。標準装備されているCPUファンでも良いですが、熱対策はある程度予算をかけても行った方がいいので予算が余っている方はアップグレードされるのがいいのではないかなと思います。

CPUグリス:CPUとCPUファンの間で熱伝導を高めるために塗られるもので、アップグレードすることでより熱が伝わりやすくより冷えやすくなります。

電源:最初からカスタマイズされているもので大丈夫ですが、電力効率をあげたい方やHDDを増設した方は少し余裕を持たせるのもアリです。

カスタマイズした方が良い理由として上位グレードになるほど電気の変換効率がよくなり、消費電力の削減とか動作時の発熱が低くなるメリットがあります。

キーボードやマウス、マウスパッド、ペンタブ、スピーカーなどの周辺機器に関しては、カスタマイズとして追加するのもアリですが、Amazonの方がお得に買えるのでそちらを選択した方がいいと思います。

→あると便利!ゲーミングPCに必要な周辺機器を紹介

まとめ

今回の記事ではRTX3060の性能やゲームタイトル別のベンチマークスコア、値段の推移、RTX3060が搭載されているおすすめのゲーミングPCなどを紹介しました。

RTX3060のメリット、デメリットをまとめると下のようになります。

メリット

・4K最高画質でも快適にプレイできる

・レイトレーシングのスペックが大幅にパワーアップ

・CUDAコア数、ブーストクロックともに前世代をはるかに上回る数値

・最新のDLSS3を搭載可能に

デメリット

・ハイスペックゆえに値段が高い

・消費電力が大きい

・最新のレイトレーシング&DLSS3対応のゲームがまだ少ない

RTX4090を搭載しているゲーミングPCを買いたい場合、迷ったらツクモのGA5A-C221TN/NT1を買いましょう。

LEVEL-R769-LC129-XLX(パソコン工房)
5.0

ご紹介するのは、パソコン工房のLEVEL-R769-LC129-XLX。
13世代コアi7とRTX4090という最新パーツを搭載しているにもかかわらず、価格は50万以下というコスパ最強のゲーミングPCです。
現在のところRTX4090を搭載していて50万を切っているゲーミングPCはこの1台のみなので、コスパを重視したい方はこちらを購入するのがいいと思います。

参考価格

489800円

OS

Windows 11 Pro

CPU

Core i7 13700K

GPU

GeForce RTX 4090

メモリ容量

16GB

ストレージ

1TB