RTX3060のベンチマーク・性能比較、おすすめのゲーミングPCを紹介

こういった疑問に答えるため、本記事ではRTX3060に関する様々な検証を行いました。

本記事ではRTX3060の性能比較やゲームタイトル別のベンチマークスコア、値段の推移などの検証を行いました。またRTX3060が搭載されているおすすめのゲーミングPCなどを紹介していきます。

RTX3060の基本性能・ベンチマークを比較

１，RTX3060の基本性能

まずはRTX3060の基本スペックをRTX3060Tiと比較して確認しましょう

まずCUDAコア数と呼ばれるCPUのコアと同じようなものだと考えてもらえればよいのですが、

RTX3060Tiと3060の違いをつけるためにCUDAコア数に差をつけていて、RTX3060Tiのほうが上回っています。

しかしながら、ブーストクロックとメモリ量がRTX3060のほうが上回っているため、全体的にみるとスペックの差はそこまでないように感じます。

メモリ幅はRTX3060Tiに圧倒的に劣っており、その分メモリスピードで補っているような感じですね。

また推奨システム電力はRTX3060Tiに比べて少なく、電力消費を少なく抑えることが可能となっています。

またRTX3060はレイトレーシングにも対応しています。

レイトレーシングとは、「光源から出ている光の量や方向を把握し、水面や物体の表面などで起こる光の屈折や反射など現実世界で発生しうる様々な影響をコンピューターで計算して、より現実に近い映像を作り出す技術」です。

実際に動画を見たほうが早いので、下の動画の13秒あたりを見てみましょう。

動画の17秒あたりでレイトレーシングoffの時とonの時が比較されていますが、onの時により鮮明に水たまりの光の反射や屈折がうまく表現されていて、より現実に近いものになっています。

RTX3060ではRTX2060やGTX1660sにはなかったレイトレーシングに対応しているという点で非常に優秀といえるでしょう。

3、RTX3060のベンチマーク

大まかなベンチマークを知りたいという方のために「3DMark Time Spy」というWindows 10ゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークテストによってスコアを測ってみたのでそちらの結果を見てみましょう。

RTX3060は旧世代のRTX2060と比較し20パーセント程アップしており、GTX1660superなどと比べると25パーセント程アップしていました。

またRTX2070と同等のスコア、RTX3060Tiよりも20～30パーセントほどスコアを落とす結果となりました。

RTX3060のゲーム別ベンチマークスコア比較

グラボを選ぶ際、自分がプレイしたゲームのタイトルでどれくらいのフレームレートを出すことができるのかを検証することはめちゃくちゃ大事です。

またゲームをする上で144fps以上のフレームレートを出すとゲームを快適にプレイできます。下の動画は60fps、144fps、240fpsで比較した場合の見え方の違いを動画にしたものですが、60fpsと144fpsでは圧倒的な差があります。

そのため、144fps以上を確実に出せるグラボを選ぶ必要があります。

今回はapex、フォートナイト、タルコフ、ヴァロラント、エルデンリングのそれぞれのゲームで、グラボはRTX3060、CPUは IntelのCore i5-12400FでフルHD低・高設定、WQHD最低・最高設定、4K低・高設定でグラボ別にどれくらいの数値が出るかを検証してみました。

比較のためほかのグラボの検証結果もまとめてグラフにしてまとめたのでぜひ参考にしてください。

1、Apex

Apexのフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

フルHD、WQHDともに高設定でも144fps以上のフレームレートが出ていて安定してます。

低画質であれば240fps以上を狙える可能性もあります。

とりあえず迷ったらRTX3060が搭載されているゲーミングPCを買えば間違いないでしょう。

4Kだとまだフレームレートが足りないので、4Kでapexを楽しみたいという方はもう少し高スペックなグラボを搭載したゲーミングPCを購入する必要があります。

2、フォートナイト

フォートナイトのフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

フォートナイトは軽いゲームなのでGTX1650でも十分快適にプレイできるレベルです。

RTX3060だとフルHD、WQHDともに高設定でも144fpsに近い数値のフレームレートが出ていて安定してます。

4Kでも低設定であれば100fps程出すことができるのでプレイ可能です。

普通にフォートナイトのみを遊ぶ場合は少しオーバースペックのように感じますが、4Kなどで遊ぶ場合はRTX3060が最もコスパがいいと言えます。

3、TAROCOV

TAROCOVのフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

TAROCOVは比較的重いゲームのため、ミドルスペック以上のグラボが要求されるでしょう。

フルHDではどの設定でも144fpsに近い数値のフレームレートが出ていて安定してます。

タルコフ以外にもapexやフォートナイトなど他のゲームにも十分対応できます。

4Kだとまだフレームレートが足りないので、4KでTAROCOVを楽しみたいという方はもう少し高スペックなグラボを搭載したゲーミングPCを購入する必要があります。

4、エルデンリング

エルデンリングのフレームレートをグラボ別に比較した結果下のような結果になりました。

エルデンリングはフレームレートの上限が60fpsと決まっており、安定的に60fpsを出せるグラボを選んでいく必要があります。

フルHD、WQHDともに高設定でも60fpsのフレームレートが出ていて安定してます。

とりあえず迷ったらRTX3060が搭載されているゲーミングPCを買えば間違いないでしょう。

4Kでも低設定ならば60fpsに近い数値をだせているのでプレイ可能です。　

RTX3060の価格推移

（https://tabulog.org/gpu-drop-in-price/）

RTX3060は2021年2月26日にRTX30シリーズの最新ミドルスペックグラフィックボードとして発売されました。

発売当初の国内販売価格はRTX3060Tiとそこまで変わらず、RTX3060Tiのほうがスペックが上にもかかわらずそこまで値段が変わらないためコスパのよくないグラボといわれていました。

しかし2022年に入りグラボの在庫不足によりRTX3060Tiの価格が大幅に上昇すると相対的にRTX3060の値段が下がり、ミドルスペックのグラボの中では最も安価に購入できるグラボとして知られるようになりました。

現在のRTX3060の相場は

と大幅に2022年の初めより劇的に下がっており、非常にコスパのいいグラボといえるでしょう。

RTX3060の評価

ここまでの内容を含めて、個人的にRTX3060をレビューしたいと思います。

やはり、RTX3070やRTX3080などにはスペック的に勝てない点はあるものの、4K対応では別に遊ぶ予定はない方やフルHDで144fps以上で快適に遊びたい方などはRTX3060で十分と言っていいほどのスペックでしょう。

フルHDであればどのゲームタイトルでも144fpsは楽に出すことができます。

RTX3060TiとRTX3060のどちらを選ぶべきかという問題ですが、予算と相談するのがベストです。ある程度予算に余裕がある場合には4Kにも対応可能なRTX3060Tiを購入すべきですし、予算を抑えたいという場合にはRTX3060で十分快適にゲームをプレイすることは可能です。

またレイトレーシングにも対応しているという点でそれ以下のスペックのグラボ（RTX2060やGTX1660s）などと比較して優れている点かなと思います。

RTX3060搭載のおすすめのゲーミングPCを紹介

ここからはRTX3060を搭載しているゲーミングPCをいくつか紹介していきたいとおもいます。

安いゲーミングPCの購入方法は？

ここまで初心者におすすめの安い＆高性能なゲーミングPCを5つほど紹介させていただきましたが、それでもやはり購入するにはハードルが高すぎると思われている方も多いと思います。

そこで当サイトでは分割払いを推奨しております。分割払いであれば一括払いはなかなか難しいゲーミングPCでも月額制にすることでお客様の負担を減らすことができます。

先ほど紹介したおすすめゲーミングPCはすべて分割払いOKな商品となっています。

・マウスコンピューター：最大36回の分割払いが可能となっていて、しかも分割払い手数料が無料なのでゲーミングPC以外にプラスでかかる費用はありません。ネット申し込みで簡単にお手続きできるためぜひこの分割払いを利用するといいでしょう。

・パソコン工房：最長60回払いまで可能の分割払いとなっています。しかも現在キャンペーン中のため分割手数料は無料です。ただキャンペーン期間中以外は分割払い手数料がかかってしまいますので、そこはよくご確認ください。

・STORM：最大60回の分割払いが可能となっていて、しかも12回払いまで金利手数料無料なのでお得です。WEB上のご注文フォームからご利用いただいた場合、通常、最短約１営業日にて承認手続きが完了します。

・OMEN：最大60回の分割払いが可能となっていて、しかも36回払いまで金利手数料無料なのでそちらを利用して購入しましょう。

・ツクモ：ツクモでの分割払いではクレジットカードでの分割払いをお勧めします。ショッピングクレジットだと金利手数料がどの回数を選択した場合でもかかってしまいます。

・FRONTIER：ツクモと同様、クレジットカードの分割とショッピングクレジットの２つがあります。ショッピングクレジットだと利息がかかってしまったり、審査に時間がかかったりなど問題が発生するケースがあるのでクレジットカードをお勧めします。

初心者におすすめ！カスタマイズ方法

買うゲーミングパソコンは決まったけど、パソコンのカスタマイズってどうすればいいの？という方も多いのではないでしょうか。

カスタマイズしなくても初めからある程度最適な形にはなっているので基本的には初心者の方はそのまま買っていただいてかまいません。ただカスタマイズしてみたいという方におすすめのカスタマイズ方法をご紹介していきたいと思います。

セキュリティソフト：セキュリティを強化する必要は十分あるのでセキュリティに不安を感じていればアップグレードするのがおすすめです。

CPUファン：物理的にCPUを冷却するための装置で、ゲーミングPCは熱を持ちやすいのでそれを冷やしてあげるものです。標準装備されているCPUファンでも良いですが、熱対策はある程度予算をかけても行った方がいいので予算が余っている方はアップグレードされるのがいいのではないかなと思います。

CPUグリス：CPUとCPUファンの間で熱伝導を高めるために塗られるもので、アップグレードすることでより熱が伝わりやすくより冷えやすくなります。

電源：最初からカスタマイズされているもので大丈夫ですが、電力効率をあげたい方やHDDを増設した方は少し余裕を持たせるのもアリです。

カスタマイズした方が良い理由として上位グレードになるほど電気の変換効率がよくなり、消費電力の削減とか動作時の発熱が低くなるメリットがあります。

キーボードやマウス、マウスパッド、ペンタブ、スピーカーなどの周辺機器に関しては、カスタマイズとして追加するのもアリですが、Amazonの方がお得に買えるのでそちらを選択した方がいいと思います。

→あると便利！ゲーミングPCに必要な周辺機器を紹介

まとめ

今回の記事ではRTX3060の性能やゲームタイトル別のベンチマークスコア、値段の推移、RTX3060が搭載されているおすすめのゲーミングPCなどを紹介しました。

RTX3060のメリット、デメリットをまとめると下のようになります。

メリット

・価格がRTX3060TIと比較して安い

・レイトレーシングに対応している

・どのゲームタイトルでもフルHDであれば144fps以上でプレイ可能

・大容量のメモリ

デメリット

・どうしてもRTX3070、3080などと比較すると勝てない部分がある

・4Kにはさすがに対応できない

RTX3060を搭載しているゲーミングPCを買いたい場合、迷ったらツクモのGA5A-C221TN/NT1を買いましょう。