✔ FRGXB760/M914/NTKのスペックは?
✔ PCに搭載されているパーツを知りたい
✔ 他の同スペック帯のPCと比較してどうなの?
✔ おすすめのカスタマイズ方法は?
FRGXB760/M914/NTKをこれから購入しようと考えている方はこういった疑問を抱かれている方は多いと思います。
FRGXB760/M914/NTKはRTX3060Ti+Core i5 13400を搭載しているハイスペックなゲーミングPCで、多くのゲームタイトルをフルHD最高画質で楽しむことができます。
さらにフロンティアのセールを利用すれば14万円台という低価格で購入できるというコスパにも優れており、今最も熱いゲーミングPCといえます。
今回はFRGXB760/M914/NTKについて
・FRGXB760/M914/NTKに搭載されているパーツについて
を解説していきたいと思います。
この記事を読めばFRGXB760/M914/NTKの特徴について詳しく理解することができ、購入する際に参考になるはずです。
FRGXB760/M914/NTKの基本スペック
まずはのスペックについて紹介します。
要素 | 詳細 |
ショップ名 | フロンティア(FRONTIER) |
価格 | 149,800円 |
OS | Windows 10 Home1 |
CPU | Intel Core i5-13400F |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060Ti12 |
メモリ | 16GB1 |
ストレージ | 1TB SSD1 |
マザーボード | インテル B660 チップセット |
PCケース | フロンティア オリジナルPCケース |
PCサイズ | 幅 約190mm x 高さ 約356mm x 奥行 約421mm |
光学ドライブ | なし |
CPUクーラー | 空冷CPUクーラー |
電源 | 600W ATX電源 80PLUS BRONZE |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
フロンティア製のゲーミングPCFRGXB760/M914/NTKの特徴は何といってもコストパフォーマンスの良さです。
価格と性能が良好にバランスを取っているため、高性能なゲーミング体験を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
NVIDIA GeForce RTX 3060Tiという高性能なグラフィックスカードが搭載されており、フルHDやWQHDの高グラフィック設定で安定してフレームレートを出すことができます。
さらに、Intel Core i5-13400というCPUも搭載されているため、全体の動作性能も快適です。
またメモリが16GBやSSD1TBと十分ではないにしろゲーム環境を損なわないレベルのものが搭載されています。
そうしたスペックにもかかわらず価格がフロンティアのセールで149800円と非常に低価格で購入でき、コスパに優れているといえます。
他社PCとの比較
次にFRGXB760/M914/NTKと似たようなスペックの他のPCと比較してみましょう。
まず、RTX3060Ti+Core i5-13400Fのスペックを持つPCの相場について見ていきます。
Core i5 13400F+RTX3060Tiの組み合わせのPCの相場
Core i5 13400F+RTX3060Tiの相場は大体15万〜18万の間といったところです。
そう考えるとFRGXB760/M914/NTKの14万円台というのは非常にコスパがいいといえます。
同じスペックのパソコン工房とG-TUNEのPCとの比較
続いて似たスペックのPCであるパソコン工房のLEVEL-M76M-134-SAXとG-TUNEのDG-I5G6Tを比較しました。
FRGXB760/M914/NTK | LEVEL-M76M-134-SAX | DG-I5G6T | |
ショップ名 | FRONTIER | パソコン工房 | マウスコンピューター |
価格 | 149,800円(税込) | 154,800円(税込) | 154,800円(税込) |
CPU | Core i5-13400F | Core i5-13400F | Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti | GeForce RTX 3060 Ti | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | 1TB | 500GB | 512GB |
マザーボード | チップセットB660 | B660M-A/M.2 | B560M-A/M.2 |
電源 | 600W BRONZE | 650W 80PLUS GOLD | 650W |
上記のPCは全てGPUにRTX3060Tiを搭載しています。
さらにCPUも3台全てCore i5-13400Fが搭載されています。
したがってこの3つにゲームパフォーマンスに大きな差が出るとは考えにくいです。
またメモリも全てのPCでDDR4-3200 16GBが搭載されており、この部分での性能差もありません。
次に価格を見てみると、FRGXB760/M914/NTKは149,800円で、比較対象となる他の2つのPCよりも格段に安いです。
したがってコスパの観点から考えると、FRGXB760/M914/NTKを購入するのが最もコスパが良いことがわかります。
ストレージに関しては、FRGXB760/M914/NTKのほうが安いにもかかわらず1TBも搭載していて他のPCの2倍のストレージを有します。
こうした観点からもFRGXB760/M914/NTKは他の2つのPCに比べて全体的にバランスが良く、コストパフォーマンスが高いと評価できます。
パーツごとの解説
FRGXB760/M914/NTKの各パーツごとの解説をしていきたいと思います。
主に
・GPU
・CPUクーラー・CPUグリス
・メモリ・ストレージ
・マザーボード
について解説していきます。
CPU
CPUにはCore i5-13400Fを搭載しています。
CPUのベンチマークをCine benchというベンチマークソフトで測定し下の表にまとめました。
性能はCPU全体でみると中の中といった感じで、前世代のCore i5 12400と比較して30パーセントほど数値を伸ばしています。
ゲームのプレイだけでなくゲーム実況や動画編集などにも適しています。グラフィックボードもRTX3060Ti〜RTX3070くらいまでであればボトルネックなく最大限力を引き出すことが可能です。
また、Core i5-13400Fは価格が安くコストパフォーマンスに優れている点でも評価できます。
グラフィックボード
グラフィックボードはRTX3060Tiが搭載されています。
RTX3060Tiのスペックを他のグラフィックボードと比較するために、「3DMark Time Spy」というWindows 10ゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークテストによってグラフィックボードのベンチマークを比較しました。
Time spyでは通常のWQHDの解像度とTime spy extremeという4Kの解像度で測定を行いました。
結果RTX3060TiはRTX3060以上、RTX4060・RTX3070と同等レベルのスペックを持ちます。
RTX3060TiはフルHDでのプレイをメインにしており、どのゲームタイトルでも快適にプレイできます。WQHDでもゲームによっては中〜最高設定で遊ぶことができます。
CPUクーラー
FRGXB760/M914/NTKのCPUクーラーには空冷CPUクーラーが採用されています。
CPUクーラーには水冷クーラーと空冷クーラーがあります。
空冷CPUクーラーは金属フィンと1つまたは複数のファンからなる冷却システムで、比較的安価で手軽に導入できます。
一方水冷CPUクーラーは、封入された冷却液を使って熱を逃す冷却システムで、熱をより効率的に取り除くため、高い冷却性能を提供します。
これにより長時間のCPU使用や高負荷のタスクで性能が安定します。
水冷CPUクーラーは大規模なゲーミングPCや高クロックのCPUを搭載している場合など、高負荷のタスクや高性能が必要な場合に適しています。
2つを比較すると、空冷CPUクーラーは水冷CPUクーラーにスペックは劣りますが価格が安いです。
Corei5 13400Fは大きな負荷のかかる作業は行わないため、安価な空冷CPUクーラーで十分だと思います。
メモリとストレージ
FRGXB760/M914/NTKのメモリは、16GB (8GB x2)で、ストレージは1TB M.2 NVMe SSDです。
メモリは、パソコンの内部で処理するデータを一時的に保存する場所で、一般的には「作業用の机」に例えられることが多いです。
机が広くなれば沢山のノートや書類を広げて仕事ができるのと同様に、メモリの容量が大きいほど多くのプログラムを同時に動かして作業が行えます。
反対にメモリ容量が不足すると、パソコンの動作が重くなったりフリーズしやすくなったりする恐れがあります。
FRGXB760/M914/NTKのメモリは16GBで、ゲーム実況とゲームのマルチタスクを行えたり、メモリの容量不足でゲーム中にフレームレートが急激に低下するということはありません。
ストレージはゲームを保存しておく場所です。ストレージの容量が多ければ、多くのゲームを保存しておくことが可能です。
FRGXB760/M914/NTKは14万円という価格ながら1TBのストレージを搭載していて、重いゲームも含めて多くのゲームを保存することが可能です。
マザーボード
FRGXB760/M914/NTKはインテル B660 チップセットをマザーボードに搭載しています。
マザーボードは、パソコンの中心的な役割を担う部品で、CPU、メモリ、ストレージ、拡張カードなどのパーツが接続される基盤です。
マザーボードが各パーツを結びつけ、データのやり取りを行うことで、パソコンが正常に動作します。そのため、マザーボードはパソコンの性能や安定性に大きく影響します。
インテル B660 チップセットは、インテルの第12世代CPU「Alder Lake」をサポートしています。第12世代のCore i9, Core i7, Core i5, Core i3, Pentium, Celeronを搭載可能です。
Corei5 13400Fを搭載したFRGXB760/M914/NTKにはぴったりのマザーボードといえるでしょう。
電源
FRGXB760/M914/NTKでは、600W 80PLUS BRONZEが搭載されています。
電源は各PCパーツに電力を送る装置です。
PCの最大消費電力の2倍の電源ユニットがいいとされており、RTX3060Tiの最大消費電力は322Wなので600Wほどあれば十分です。
そのため、600W 80PLUS BRONZEの最大出力容量は600Wなので十分といえるでしょう。
ちなみに80PLUS BRONZEとは、電源ユニットの効率を示す認証プログラムで、80PLUS BRONZE認証を受けた電源ユニットは、20%、50%、100%負荷時において、最低でも82%、85%、82%の効率を発揮することが求められます。
つまりこの認証を受けた電源ユニットは発熱が低く、最大消費電力を抑えてくれます。
ゲームタイトル別の対応表
次にゲームタイトル別にどれくらいのフレームレートが出るか検証してみました。
この検証結果を参考にして、自分のプレイしたいゲームがFRGXB760/M914/NTKを使うとどのくらいのフレームレートでプレイできるのかどうか確認してください。
Apex、フォートナイト、COD MW2、VARORANT、FF14、モンスターハンターライズ、Cyber Punkの7つのゲームで測定を行いました。
まずフルHDの中設定、高設定、最高設定で比較してみました。
ゲームタイトル | フル中設定 | フルHD高設定 | フルHD 最高設定 | 推奨画質 |
---|---|---|---|---|
264fps | 196fps | 174fps | フルHD最高設定 | |
194fps | 124fps | 118fps | フルHD高設定 | |
147fps | 132fps | 114fps | フルHD高設定 | |
325fps | 298fps | 276fps | フルHD最高設定 | |
127fps | 113fps | 102fps | フルHD中設定 | |
162fps | 147fps | 124fps | フルHD最高設定 | |
114fps | 96fps | 75fps | フルHD低~中設定 |
次にWQHDの中設定、高設定、最高設定で比較してみました。
WQHD中設定 | WQHD高設定 | WQHD 最高設定 | 推奨画質 | |
---|---|---|---|---|
226fps | 176fps | 142fps | WQHD最高設定 | |
146fps | 102fps | 86fps | WQHD中設定 | |
126fps | 97fps | 76fps | WQHD中設定 | |
307fps | 275fps | 254fps | WQHD最高設定 | |
117fps | 105fps | 92fps | WQHD中設定 | |
160fps | 138fps | 102fps | WQHD高設定 | |
103fps | 95fps | 58fps | どの設定でも厳しい |
RTX3060Tiを使って4kをプレイすることはできなくはないですが、かなりスペック的に厳しいので今回はカットさせていただきました。
FRGXB760/M914/NTKの評価
ここまでFRGXB760/M914/NTKもスペック、他社との比較、パーツごとの解説、ゲームタイトル別のフレームレートについてお話してきました。
FRGXB760/M914/NTKの特徴をまとめていきたいと思います。
RTX3060Tiを搭載したPCの中でトップレベルのコスパを誇る
RTX3060Tiは業界トップレベルのコスパを誇るといってもいいでしょう。
14万円という安さにもかかわらずCore i5 13400F+RTX3060Tiを搭載し、Apex、フォートナイト、COD MW2、モンハンライズなどの有名ゲームをフルHD、WQHDの高~最高設定で遊ぶことができます。
また80PLUS BRONZEの認証を受けた電源が搭載されており、発熱が低く、最大消費電力を抑えるような設計がされており、ワットパフォーマンスが良いです。
PCの構成を削りに削ってこの価格を実現しているわけではなく、スペックを高く維持しながら低価格で販売している点が魅力です。
常時セールを開催しているため価格はほぼ変わらず14万円台という点も他のBTOショップが勝てない要素だと思います。
もう一度他の同スペック帯のPCと比較した表を見てみましょう。
FRGXB760/M914/NTK | LEVEL-M76M-134-SAX | DG-I5G6T | |
ショップ名 | FRONTIER | パソコン工房 | マウスコンピューター |
価格 | 149,800円(税込) | 154,800円(税込) | 154,800円(税込) |
CPU | Core i5-13400F | Core i5-13400F | Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX 3060 Ti | GeForce RTX 3060 Ti | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | 1TB | 500GB | 512GB |
マザーボード | チップセットB660 | B660M-A/M.2 | B560M-A/M.2 |
電源 | 600W BRONZE | 650W 80PLUS GOLD | 650W |
パソコン工房、G-TUNEのPCと比べてCPUやGPU、メモリ、マザーボードなどのスペックはそこまで変わらないものの約5000円ほど安いです。
また他のPCに比べてストレージの容量が2倍搭載されており、より多くのゲームタイトルを保存しておくことが可能です。
特に「ここのBTOメーカーがいい!」というこだわりがなく、このスペック帯のPCが欲しいのであればFRGXB660/WS420/NTを選ぶべきでしょう。
CPUクーラーが空冷式、ケースが旧型なのが難点
このFRGLB760/SF6にも難点がいくつかあり、その一つがCPUクーラーに空冷式が採用されている点です。
Corei5 13400Fは大きな負荷のかかる作業は行わないため、安価な空冷CPUクーラーで十分ではあるものの、排熱効率が高く、長時間のゲームのプレイやクリエイティブ作業が可能な水冷式を好むユーザーが多いのは事実です。
またケースが旧式という点も難点です。フロンティアのPCは奇麗なケースに収納されているのが普通ですがFRGLB760/SF6は旧式を採用しています。
ただゲームスペックに何か影響が出るものでもないので、外見を気にしないというユーザーであれば特に問題にはならないでしょう。
PCの外観
次にPCの外観を見てみましょう。
デザインは非常に質素で、「かっこいいPCが欲しい!」という方には少々不満かもしれません。
メモリとストレージはカスタマイズすべし
メモリとストレージのカスタマイズは非常におすすめです。
デフォルトではメモリは16GB、ストレージは1TBと十分な容量ですが、フロンティアのアップグレードキャンペーンを利用することで他のBTOショップに比べてお得にアップグレードができます。
フロンティアではアップグレードキャンペーンを使うことで、メモリ16GBを32GBに変更するのは5500円、ストレージ1TBを2TBに変更するのは6600円でできます。
他のBTOショップでは、メモリを32GBにするだけで1万円以上、ストレージを1TBから2TBにするだけで3万円以上かかるのが普通です。
しかしフロンティアのアップグレードキャンペーンを利用すれば、ストレージとメモリの両方を合計12100円でアップグレードできます。これはかなりお得だと思います。
32GBのメモリにすることでクリエイティブ作業やマップを開きながらのゲームプレイ(マルチタスク)、ゲーム実況などをより滑らかに行うことができ、2TBのストレージはより多くのゲームタイトルを保存できるでしょう。
また、アップグレードキャンペーンの対象外ですが、電源を600W 80PLUS BRONZEから850W 80PLUS GOLDに変更することも検討してください。
RTX3060Tiには600W 80PLUS BRONZEで十分ですが、将来的なパーツの増設や交換を考慮すると、850W 80PLUS GOLDへのアップグレードで電源を強化しておくことが賢明です。
さらに、電源の強化は動作の安定性にも繋がります。
後から電源を交換するのは手間がかかる作業ですので、最初からアップグレードしておくことで手間を省けるメリットもあります。
フロンティアセールでは他にも多くのPCが低価格で手に入る!
半期決算セールではRTX4000シリーズなどの最新のグラボを搭載したゲーミングPCが多数販売されています。
一方パソコン総力祭ではRTX3000シリーズやアウトレット商品など1世代前のゲーミングPCが低価格で販売されています。